日焼け後のしみ・メラニンを抑制する食物を紹介

 しみや日焼けの原因はメラニンです。
このメラニンは、人体に有害な紫外線から細胞を守るために生成されるもの。
日焼け止めをどんなに塗っても、100%の紫外線を防げるわけではありません。
クリームなどでケアするのももちろん大切ですが、身体の内側からもケアしてやる必要がありますね。

 メラノサイトが持つ、メラニン色素を作る酵素として、チロシナーゼがあります。多くの美白コスメも、このチロシナーゼの働きを抑えるハイドロキノンなどの成分を含んでいるんです。

チロシナーゼを抑制する効果をもつ成分は、どんな食べ物に含まれているか見てみましょう。

オススメの食材

リコピンを含むトマト

「トマトが赤くなると、医者が青くなる!」ですね。
トマトに多く含まれるリコピンは、活性酸素を除去してくれる抗酸化物質です。
赤色の正体がリコピンなので、完熟して真っ赤になったトマトがおすすめ。
他には、ニンジン、スイカ、パパイヤ、グアバ、ピンクグレープフルーツ、レッドオレンジなどの赤い果物・野菜に含まれています。苺・さくらんぼには含まれていないので注意。

フェルラ酸を含む玄米

おなじみのポリフェノールの一種でもあるフェルラ酸。その酸化防止と紫外線吸収効果から化粧品や医薬品の原料としても注目されています。認知症などへの予防効果も期待されていて、米ぬかから抽出したサプリメントもたくさんあります。
米ぬかを直接食べるのは難しいので、玄米や発芽玄米、ぬか漬けなどで摂取しましょう。
毎日のご飯を玄米に替えると、ダイエットや糖尿病予防にもいいですよ。

アスタキサンチンを含む鮭

リコピンの仲間で、同じく抗酸化作用を持ちます。エビやカニをゆでると赤くなるのはアスタキサンチンによるものです。海の赤いものに含まれているんですね。
サケやいくら、海老、蟹、桜エビ、オキアミなどに多く含まれます。

シス・ウンベル酸を含む韃靼蕎麦(ダッタンそば)

普通のそばにはほとんど含まれていませんが、ダッタンソバには多く含まれます。
注目されるルチンも豊富。そば湯もきちんといただきたいところです。

これらチロシナーゼの抑制効果のあるもの以外にも、ビタミンCやビタミンEなども美白に役立つので、好き嫌いせずにいろいろ食べることが大事ですね。