混合肌のスキンケア対策
脂性肌と乾燥肌が合わさったのが「混合肌」と呼ばれる肌質です。
正反対の2つの肌質が混ざっているため、スキンケアも難しいといわれています。
特徴は部分的にべたつくのに、ほほが乾燥するなど、オイリーな部分と乾燥部分に分かれていることです。
そのため自分はオイリー肌だと思っていたのに実は混合肌だった、というケースもありますので注意して自分の肌をチェックしましょう。同時に敏感肌の人もいます。
混合肌の人は、目もと、唇とその周り、ほほの辺りが乾燥しがちです。
逆に額、鼻、あごのあたりは皮脂の分泌が多くべたつきがちです。
そして、べたつくTゾーンとあごのあたりにニキビができることがあります。
自分の肌質をしっかり把握し、それに見合ったスキンケアが必要です。
また、季節や生活環境によっても肌の状態は変わります。
洗顔方法
2つの異なった肌質があわさった特殊な肌質なので、偏ったケアは禁物。
皮脂をとりすぎる洗顔は控えてください。たとえば熱過ぎるお湯で洗ったり、スクラブ入りの洗顔料でごしごし洗うなどはNGです。
とくに乾燥している部分の皮脂や水分をとりすぎると、肌がつっぱったりほかの肌トラブルの原因にもなります。
洗顔は脂っぽい箇所から泡を置くようにし、乾燥しがちなところを後回しにします。
ごしごし洗ったりして皮脂を落としすぎると、身体は余計に皮脂を分泌するので、かえってべたつく原因になります。
どの肌質でも共通して言えるのが、基礎化粧品だけでなく日常生活も見直して改善するということです。
不規則な生活、睡眠不足、バランスの悪い食事、不潔な環境などに注意しましょう。
脂っぽい食事や甘いお菓子はニキビの原因になります。
混合肌のニキビ対策用に作られたスキンケア商品も販売されていますので、利用してもいいでしょう。
どの肌質のスキンケアでも、もっとも大切なのは水分補給です。
混合肌の人は、特にセラミドが配合されている化粧品を選びましょう。
ただしアルコールが含まれているものは避けてください。
アルコールには肌を乾燥させる揮発性があります。
乾燥して肌のバリア機能が弱まると、乾燥肌や敏感肌に変わってしまうことがあります。
くれぐれも乾燥には注意しましょう。
夏にべたつきだった人でも、冬は空気が乾燥しますので、季節の変わり目にはスキンケアや普段の生活に注意しましょう